そうして人間

こよなく愛する術もなく

あなたがわたしだけを見てることは

脳内の不毛な話し合いが終わり、人生が良くなるようにと買った本はよくある論が満載で、読み終わってもまぁまぁ知ってる話だった。

ただ時間が経てば大抵のことは忘れてしまうので、大事なことも難しいことも、それを定期的に思い出す手段として、同じような話でも読む意味があると、少し思い直した。

楽しいことも苦しいこともあるのが人生だよと、すり潰して平らにすればどんなこともそれで片付けられるけれど、そこに至るまでの苦しみや、痛みや恐怖は、そうやって笑い飛ばせるほど軽いものなのだろうか。自分にとって大事なことを否定されるのは何とも、空虚で、虚しくなる。

転がって落ちても、痛くないよと、もしくは痛くても立ち上がれるよと、分かってはいる。

恐れてるのは脳内の恐怖だ。

わたしのことはわたししか救えないが、わたしも手に余る。どうしたらいい。

笑って暮らすにはどうしたらいい。

向き合うじぶんの幸福も不幸も、本当は存在しなくて、全てが作り物だとしても、分かっている。分かっていて、それでも私は選んでいる。

何かを遂げるために何かをしなくてはいけない、その因果はすべて過去から学んだもので、ただしこの先へ進むためには、縛り付けている過去を否定しなくてはならない。

同じ時空に、箱に入ってる私の過去を、上手に精査して割り切ることが、出来るだろうか。許せるだろうか。